鳥獣のフリーズⅠ
人間、鳥獣、またはそれらの抜け殻、霊魂・・・無数の可視・不可視のものの群像が寄り集まり、巨大な“世界の顔”となる。その表情は限りなくニュートラルであり、その瞳には過度な希望も、いかなる絶望も映り込むことはない。
全ての生命に訪れる死のように、人間の掌握できない自然の普遍的な部分は、あらゆる生命に対して平等であるのかもしれない。この巨大な顔は今も、現代社会の枠組みの外から私たちを感情のさしてこもらない目で見つめ続けているのだ。

2012年11月 キャンバスに油彩 F80
スポンサーサイト
« メタモルフォシス | No Country For you »
この記事に対するコメント
どーも。脱皮しました
おはようございます
生まれ変わりました(笑)
この作品、鼻がリアル・・・(笑)
トラックバック
| h o m e |